<戦後からスタートした大根栽培>
蒜山地域で戦後から始まった大根栽培は、半世紀以上経った今でも脈々と受け継がれ、「ひるぜん大根」の名で自慢の特産品になりました。
ひるぜん大根は、「黒ボク」という火山灰からできたとされる土で栽培されています。黒ボクは保水性と透水性を兼ね備え、きめが細かく柔らかいという特徴を持った土です。そこで育つ大根はストレスなく真っ直ぐに伸びることができ、避暑地として知られる蒜山の冷涼で澄み切った空気、清らかな水に育まれることにより、みずみずしく風味は豊かで甘味のある滑らかな食感となります。
また、冷涼な気候の中で育つので、病害虫が発生しにくく、最低限の防除のみで安全安心な大根となります。緑肥などをたっぷり施用しています。
大根に適した土・気候の中でのびのびと素直に育ったひるぜん大根は、県内外にたくさんのファンを持ちます。
<選果作業を経た大根は真空予冷へ>
選果場に持ち込まれた大根は洗浄、葉切りなどを経て、一本一本選果員による目視確認が行われます。
真空予冷とは
空気の圧力が下がると水の蒸発温度が下がることを利用し、青果物に含まれる水分を表面より蒸発させ、蒸発潜熱を奪い冷却する方法です。冷却時間は30分程度と短時間で処理できるため、野菜の呼吸作用を素早く抑制することができ、表面や切り口の余分な水分を蒸発させることで、その後の品質保持にも効果が発揮されます。
<葉を落とすには訳がある>
<葉がついたひるぜん大根>
大根は抜いた後でも「生きて」います。葉がついていると葉の蒸散作用により大根部分の水分が抜けてしまいます。また呼吸する際大根部分のエネルギーも使ってしまうため、早く鮮度が落ちてしまいます。そこで出荷時には大部分の葉を切り落とし、鮮度保持に心掛けています。
葉を根元からきれば良いように感じますが、大根自体に傷をつけるのを避けることと、切り口からも水分が抜けていくので、少し残した葉の部分でそれを防いでいるのです。
等級は秀と○秀(優品)があり、階級は大きさでLL、L、Mに分けて出荷しています。適度な大きさで形も良く、味も最も良いとされていますのが秀のLとなります。
SHOPでは秀のLだけをお届けしております。
悪魔の大根丼
材料(1人分)
- ご飯・大根おろし・天かす・めんつゆ(3倍)…適量
- ネギ、ミョウガなどの薬味…お好みで適量
作り方
- 大根をおろし、軽く水気を切る。
- ご飯に1.、天かす、お好みの薬味をのせ、めんつゆを適量かけていただく。
大根の簡単漬け
材料(4人分)
- 大根・・・1/3本
- ニンジン・・・2〜3cm
- キュウリ・・・1本
- 白だし・・・大さじ3
- 塩・・・小さじ1・1/2
作り方
- 大根は3〜5ミリ厚さのイチョウ切りにする。
- キュウリはナナメ切りに、ニンジンは食べやすい大きさの薄切りに。
- フリーザーバックに材料を全て入れてもみもみする。
- 水分が出てきたら空気を抜いてひと晩寝かせる。
大根のしょうゆ漬け
材料(4人分)
- 大根…2/3本
- しょうゆ…100cc
- 酢・・・100cc
- 砂糖・・・100g
- タカの爪・・・1本
作り方
- 大根は皮をむき、3〜5ミリ厚さのイチョウ切りにする。
- 調味料を鍋に入れて火にかけ沸騰したら火を止める。
- 2.に1.と輪切りにしたタカの爪を入れて混ぜる。
- 粗熱が取れたら袋に入れて冷蔵庫でひと晩寝かせて完成。